Recording in RWANDA ★ 落ち込むこともあるけれど、わたしは元気です!

2011年1月4日

サバンナの朝日

2011年が始まりました。
Muwaka mupya!  (Happy new year!)

マサイマラの朝日

日本はだいぶ寒いらしく、実家のある鹿児島でも雪が20センチも積もって大変だとか。
ルワンダは申し訳ないくらい快適な小春日和です。
一年中こんな調子で季節感がないので、無理やりお正月の歌を歌って新年だと思おうと努力しています。

さて、年末はケニアに旅行に行ってきました。
すっかりルワンダに慣れて、ほとんど外国にいる気がしなくなっていましたが、
同じ東アフリカなのに、ケニアは何もかもが違っていて、
思っていたよりずっといい旅になりました。

写真を織り交ぜつつぼちぼち書いていこうと思います。


とりあえず、やっぱり一番感動したマサイマラのことを。
マサイマラ国立保護区。
首都ナイロビから小型プロペラ機で一時間くらい飛ぶと、
呆れるほどどこまでも続くサバンナの中にぽっかりと現れる、
ただ草を刈っただけの小さな飛行場に到着します。
ナイロビで合流した母と妹も一緒に。

宿泊先のEntim Campのスタッフが
サファリっぽいモスグリーンのランドクルーザーで迎えに来てくれてました。
このスタッフが、わたしたちの専属ドライバー兼ガイドとしてずっと一緒でした。
派手なビーズのアクセサリーに赤やピンクのマサイ布をまとい、
腰からはナタのようなものを下げているこのスタッフ、
最近はマサイ族じゃなくても観光客向けにマサイの格好をしているケニア人がいる、
と聞いていたので、彼もその類だろうと思ってました。
英語ペラペラだし、耳も長くないし・・・。
しかし翌日、彼がほんもののマサイ族であることがわかります。

それは置いといて。

土ぼこりの飛行場からEntim Campに向かう道すがら、
次々と動物たちに出会います。
最初にバッファロー、それからシマウマの群れ。
シマウマたちが集団で川をわたった直後、
その川面に視線を戻すと、一足出遅れたクロコダイルの姿が見えました。
あ、あぶなかった・・・。


インパラ、ガゼル、イボイノシシ、トピ、ダチョウ・・・
いくらでもいます。
草食獣のほとんどの群れが生後1~2ヶ月くらいの赤ちゃんを連れていました。
ピコピコ跳ね回ってほんとにかわいいい。
雨季が始まったばかりのこの季節、草がたくさんで嬉しそうです。

そして茂みから突然現れたゾウ。
触れられそうなくらい近くによってきたゾウの皮膚は
ほんとにシワシワしてて、おだやかな目をしてて、
テレビや動物園で見たように長い鼻で草をむしっては口へ運んでました。
獣医なのに恥ずかしい話ですが、
ゾウの牙が口の中ではなく鼻の横から生えていることも初めて知りました。

Entim Campはマサイマラ自然保護区の中にあるキャンプ。 宿泊テントはこんな感じ。

到着してすぐ、ダイニングテントで野菜たっぷりのおしゃれなランチを食べ、
わたしたちが今夜寝ることになるテントへ向かうと、
テントのすぐ目の前にある川の向かいにキリンの家族がいました。
キャンプのスタッフに「キリンがいる!」と言うと
「あぁそうだね。」とひとこと。
キリンやガゼルが、犬や猫のようにそこらへんにいる世界。
そんなのを眺めながらお茶を飲んで、ちょっと休憩したら、
夕方のサファリへ出発します。

夕方は狩りの時間。

でもライオンたちの活動時間はもう少しあとらしく、
木陰でのんびりしています。
ライオンのお母さん。
お腹のあたりをよく見ると赤ちゃんがおっぱい吸ってます。

チータ親子にも出会いました。
チータはライオンより狩りの時間が早いらしく、
ちょうど振り出した雨の中、じっとガゼルを狙っていました。
子供たちは邪魔にならないように、すこし離れたところでやはりじっとしつつ、
たまにこちらが気になるのか、わたしたちの方を振り返るのがかわいい。

何度かトライしたものの、雨で視界が悪くなり、狩りは失敗。


チータの狩りの瞬間をじっと待っていると、トイレに行きたくなりました。
雨がやんで、チータから少し離れたところで、
「ここだったら大丈夫」とドライバーが言うので、
サバンナの爽やかな風に吹かれながら用をたしました。
貴重な体験です。

日が暮れてきて、キャンプに帰る途中、雷のような異常な音がしてきました。
車を止めると、わたしたちのすぐ横のしげみで、
若いライオンのグループが頭をつき合わせて興奮しています。
夕方の曇天、モノクロのような景色の中、地響きがするような唸り声です。
よく見ると、小さなシマウマの赤ちゃんの足が
ライオンたちの荒々しい動きの狭間にちらり、ちらりと見えました。
こちらの狩りは成功したようです。


さて、今夜はクリスマスイブ。
ワイン片手にビュッフェスタイルの豪華なディナーでした。
ランチのときもそうだったけど、ここの焼きたてパンはとってもおいしいです。
材料はナイロビから運んできて、調理はすべてここでするらしいです。

さすがに冷え込んできて、宿泊テントに入り、ホットシャワーを浴びました。
どっしりとしたベッドにもぐりこむと、なんと湯たんぽが入ってました。

真夜中、川のほうからカバの鳴き声が聞こえてきました。
まるでテントのすぐそばまで近寄って来ているような錯覚をおぼえるほど大きな声です。
ワクワクしながらまた眠りにつきました。


Entim Camp http://www.entim-mara.com/entim/

4 件のコメント:

  1. 明けましておめでとうございます!
    ケニア素敵過ぎますね!!
    読みながらひとりテンションがあがってきました!!

    私も、いつか絶対に行きたい場所なんです~☆
    写真を通して色んな野生動物、ケニアの自然が見られて
    嬉しいです!ありがとうございました☆

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  2. あけましておめでとうございます☆

    ケニアすごいですー(´▽`)!!
    こんなに近くで、たくさんの野生動物が見られるって・・!
    興奮しますね~
    いいなぁ・・(´ω`)

    あ!本日324ママとお会いしました。
    そのことは後ほどメールで・・

    2011年、素敵な年にしましょうね☆

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  3. ちゃっかりピースをしているのがお母様ですね。わかります。

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  4. >kana
    あけましておめでとう。
    ケニア、実はあんまり期待してなかったんだけど、想像をはるかに超えて、おもしろかったです。
    南米の自然もまた興味深いよね。

    >たけちゃん
    望遠レンズをAmazonで注文して、母親に持って来てもらったんだけど、
    それを使わなくてもいいくらい動物が近くて、びっくりだったよ。
    ラッシュのせっけん、ありがとうね!
    かわいくて使うのもったいないです・・・

    >jun
    そうです。そのとおりです。
    ピースしなくていいから!と言ってもやめなくて、困りました。

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