Recording in RWANDA ★ 落ち込むこともあるけれど、わたしは元気です!

2010年6月30日

洗礼の祝日 (6月6日)

列の先頭に立って花びらを振りまく役の子たち。
美容院で大人なみのヘアメイクしてもらって、
一張羅のドレス着て、ウキウキです。
お父さんも気合入れてビデオカメラまわしてますよ(写真右側)。
この人たぶんめっちゃお金持ち。
教会での儀式のあとは、
みんなで手拍子して歌を歌いながら
ゆっくりゆっくり町をパレード。
炎天下、せまい道を埋め尽くす人の群れ。
ルワンダ人の歩くスピードはふだんから驚くほど遅いです。

ようやく教会に戻ってきたところ。
もうヘロヘロ・・・

このあと、初聖体を受けた子どものおうち2軒に招かれ、
どちらの家でもごちそうになっちゃって、
満腹&酔っぱらいなわたしでした。

2010年6月27日

時差はないけどテレビもない

想定外(?)の盛り上がりを見せているワールドカップ!!
こちらルワンダにいる日本人も
めちゃめちゃ盛り上がってますよー!

上の写真は日本×オランダ戦。

最後の最後、え?今のゴール入ったんじゃない!?
っていうのでぬか喜びしている瞬間。笑

そして先週のデンマーク戦。南アフリカとの時差がないので、
ゴールデンタイムに楽しむことができるのはいいのですが、
同時に行われる試合がカメルーン×オランダ戦ということで
当然、ルワンダ人たちはそっちを見たいわけです。
自宅にテレビを持っていないわたしたち隊員は
レストランやスタジアムに行って見るしかないので、
こうなったらどこかの店を日本人で占領してチャンネル権を奪おう!ということに。

いやー、そこまでして見たかいがありました。
日本チームにチャンスがめぐってくるたびに大騒ぎ。
どちらかに点が入りそうになるたびに絶叫。
この日のビールはルワンダで飲んだ中で一番おいしかった!

「さて、もう一杯ビール注文してこよー」と立ち上がるわたし。



2010年6月23日

二年生へ!


去年の今頃、わたしは中東のあたりを飛んでいました。
そして去年の明後日、ルワンダ空港に到着したと思います。

まるで日本の離島の空港のようなキガリ国際空港



一年目は長い。二年目はあっという間。
先輩隊員が口をそろえて言います。

きっとそうなんだろうなと思います。

いよいよ始まる二年目。
正直、期待と気合でワクワクです。

アフリカで暮らしたら、ワタシ別人になっちゃうかも!?

みたいな期待ははずれ、

あいかわらず、トイレットペーパーがないと嫌だし、
朝、水をかぶるとき息が止まりそうになるし、
大事なことをすぐ忘れるし、
騙されやすいし、
見栄っ張りだし、
やっぱりわたしは死ぬまでわたしなんだろうと思います。



ルワンダは好きでも嫌いでもないです。
ただ、「ホーム感」が日に日に増して、
日本のことを遠い外国だと感じたりする。



てくのろじーの国、じゃぱん。

みんなカンフーができるらしい。

空に「TOKYO」って書いてあるらしい。

これ、9割以上のルワンダ人が信じている伝説。笑



でもわたしもだんだん
それが嘘か本当かわからなくなってきています。

2010年6月21日

だめだぁ

計画書や提案書を出しても、
ミーティングしましょうと言っても
「忙しいからあとで!」の繰り返しだった上司が
ようやく
「大きな進展のないまま一年が過ぎようとしている」
ということに気付いてくれて
事態は好転し始めていたんですが・・・

あれもこれもと、華やかなプロジェクトはすべて自分が仕切りたい同僚が
完全に容量オーバーで
あらゆる作業が後手後手。
それでわたしの担当プロジェクトも再び頓挫。

ドイツの会社から届いた移植器とシースは
なぜか長さも太さも全然フィットしなくて
調べてみると、お互いの型番が合ってない!
メールで問い合わせると、
「この移植器とシースを一緒に使うとは思わなかったので・・・」
って、小学生みたいな言い訳が帰って来て
ひっくり返りそうになりました

また入札からやりなおし。

受精卵を扱う器具を洗うための専用の洗剤を注文したら
これでいいですか?と提示されたのが
皮膚病の治療のための薬浴剤。

いや、全然違います、実験器具を洗う洗剤です、
と伝えたところ、
何日かして再び提示されたのは
床磨きや洗車に使う洗剤と、
手を洗うハンドソープと、
動物小屋の消毒をする洗剤・・・

いや、だから入札書類にも書いてあるように
わたしたちが洗いたいのは車でも犬小屋でもなく、
細胞を扱う実験器具なんです!!
「laboratory detergent」で検索したらいっぱい出てきますから!
と念を押すと、

週明けの今日、
「ご希望の品は用意できないことがわかりました」
というかなり残念な連絡が・・・。
めんどくさくなったんだろうな。

4社に見積もりを出してもらうよう依頼したけど
この会社以外、音沙汰すらなし。
同僚は気がついたらガーナに行っちゃってるし、
頼みの上司は省庁からの呼び出しで東奔西走しててつかまらないし、、
あーあ、どうしましょ。


毎朝、庭のひよこにパンをちぎって投げながら
「あーあ・・仕事行きたくないよぅ・・・」とつぶやく今日この頃。

2010年6月15日

グセゼラーナ

グセゼラーナ=契約すること
つまり、市役所に行って、法的に夫婦として認めてもらう儀式。
結婚式や披露宴とは別の日に、前もって行います。
この日は4組のカップルが合同でこの儀式を行いました。
市長さんの長い長い長ーい講話。
夫婦とは・・・みたいな話。
狭い部屋に人がぎゅうぎゅうで、たまに意識が遠のきつつ、3時間。
講話のあと、新郎・新婦がそれぞれルワンダ国旗を握りながら
「この人を一生の伴侶とします!」と宣言します。
彼は、知り合いの美容師さん。
奥さんはまもなく臨月を迎える妊婦さんなので
ドレスがはちきれそう。
ジェノサイドで家族をすべて失った彼は、
この新しい家族の誕生を心から楽しみにしているみたいです。
エリゼ、おめでとう!!