Recording in RWANDA ★ 落ち込むこともあるけれど、わたしは元気です!

2011年3月18日

大臣がやってきた&出張

土曜日の夜。
来週は月曜日から出張だー!チェストー!
・・・って思ってたら上司からメール。
「明日9時にオフィスに集合。月曜日の農業省カンファレンスの準備をします」
なんだそのカンファレンスって。聞いてないし。
前日、いや当日になるまで大事な予定が知らされないのには慣れてるけど、
予定していた出張は当然のように延期。。。
(すでに2回延期されているんだけどね)

ってことで日曜の朝から、各デスクの責任者が集められて
事業成果をアピールするためのディスプレイ作り。
会議室では突貫工事で豪華なカーテンが取り付けられ、
昨日の雷で燃えてしまった電気制御盤が瞬く間に修理され(いつもは半年かかる)、
トイレには、トイレットペーパーが3つも補充され、(いつもはゼロ)
お花の香りの液体ハンドソープまで設置されてました。
ひえ~!

翌日、ついに鉄の女、農業大臣カリバタの登場。
するどい目つきと、むちゃくちゃな質問にみんなタジタジ。
いつも昼間っからビールばっか飲んでるダメ同僚が突っ込まれてるのは愉快だったけど。
そうそう、現地語でプレゼンと質疑応答したら(って言っても2分くらい)、
あとでトイレに行ったとき、廊下にいた来賓たちに
「こんぐらちゅれいしょん!!カリバタは君のスピーチでごきげんだ!」
って握手を求められました。
でもたぶんカリバタは
わたしのめちゃくちゃな現地語に笑いをおさえきれなかっただけだと思う。

ほっとひといき。
さて火曜日、今度こそ出張に出発。

フエ県にある国営実験牧場で
パラベット(高卒の無免許獣医)と獣医さん(こっちは本物?の獣医)を相手に
受精卵移植の初心者トレーニング。
いつものことながら、旅費の小切手がまだ発行されないだの、
突然、屠畜場に採血しにいくことになっただの、
家に忘れ物をしてきただので待たされまくり、3時間遅れで出発^^;
はーぁ。
でもいざ現地に到着して講義を始めると、
けっこうみんな意欲的に聞いてくれて、質問もたくさんして、
これはいい感じだぞ~!って思ってたら、
二人のパラベットが、「わたしたち金曜日にウムタラの大学で試験があるので
木曜のお昼にはここを出ないと・・・」と言いだしました。
は?じゃあなんでこの訓練に参加することに同意したの!?
と思いつつ、仕方ないので内容をいくつかカットして
4日間の予定を2日半で終わらせることになりました。

2泊3日の宿泊は牧場から40分ほどのところにあるブタレっていう町。
同僚のクレレの案内で、教会のシスターが経営している宿泊施設へ。
これがとっても新しくてきれい。
部屋はこんな感じ。

トイレと水浴び場は共同だけど、とにかく清潔だし、
施設の半分が大学の女子寮だってこともあってセキュリティもばっちり。
そして一泊3000フランなり~。超お得!
施設の周りには女子大生が常にウロウロしてるんだけど、
みんなほんとオシャレさん&スタイル抜群!
なんでみんな結婚したらあんなにブクブク太っていくんだろう・・・謎。

1日目は同僚たちと町外れの安いレストランで食事をして、
2日目は早く終わったのでひとりでブタレの中心街を散策して
この町に配属されている隊員と一緒におしゃれなレストランに行きました。
おしゃべりしながら、
キガリではめったに売ってないブルンディ産のビールや
ドラフトビールを次々と空け、
チーズとサラミのアソート、チキンスープ、ピザを平らげました。
なんせ前日の夕食が、切れかかった蛍光灯の下で
冷えてないビール&冷えたルワンダ料理、というものだったので・・・
(それはそれで好きなんだけど。)

ブタレはかつてルワンダが王国だったころから栄えていた町で、
なるほど、大慌てで作った感じのキガリの町とは違って
古いレンガ造りのバーや、植民地時代の建物をリメイクしたホテルなど
ゆっくりと丁寧に作られてきた歴史を感じる風景でした。
ブタレには国立博物館もあるので、
5月に妹がルワンダに遊びに来たときにまた一緒に行こうかなぁ。

話はトレーニングに戻って、
ここで有望そうな獣医の女の子を発見しました。
今年この国営牧場に採用になったばかりのDr.ドリ。 (下の写真、右端の子)
英語も流暢だし、質問も鋭いし、
1時間(ときには2時間も)平気で遅れてくる他の受講生と違って
始まる前から席について前日のノートの見直しとかしてるし!
「まずは人工授精の経験が必要なんだけどやったことある?」って聞いたら
見栄張ったりせずに「ありません」って正直に答えるし!
つまりはまったくルワンダ人らしくないのだ。
よっしゃー!わたしは残りの期間をこの女の子にかけるぜ!!
いや、あんまり期待しすぎは危険だ・・・ほどほどにね。

初めて取り入れてみたグループワーク。


最終日は受講生みんなと牧場の隣の村のバーにて
ブロシェット(ヤギの串焼き)とジャガイモで打ち上げ。



そんなこんなで、一昨日キガリに帰ってきました。
やっぱキガリはごみごみしてるな~ (-_-;

でも帰り道の車の中で、
学歴だけでここまできた経験値ゼロの同僚に技術を磨くチャンスをつくる
いいアイディアを思いつきました!
翌朝出勤してそのことを上司に話したら、珍しく賛成してくれたので
意外とうまくいくかもしれません。
(帰国前になって活動が充実し始めるって話、ほんとかも・・・)

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