Recording in RWANDA ★ 落ち込むこともあるけれど、わたしは元気です!

2011年4月1日

日本のことを想う

以前の日記でも少し触れましたが、
東北地方太平洋沖地震の発生から3週間。

震災で被害を受けられたみなさまにお見舞い申し上げます。

テレビでもラジオでも、朝から晩までずっと日本のことを報じています。
ルワンダ人もみんな心配しています。
会う人ごとに「Ihangane」と言われます。ルワンダの同情の言葉です。
わたしが通っている教会でも、今も日本のためにみんなでお祈りしています。


これが自分の母国かと目を疑うような映像に、隊員たちも心を痛めています。
遠い国にいても、心はいつも母国にあるんだということをあらためて感じています。
隊員たちの間で、インターネットを通じたファンドレイジングが始まっています。
http://justgiving.jp/c/3774

今こういう事態にあって、あえてここにいる意味をあらためて考え直しています。

ずーっと前、
「ルワンダにはJICAボランティアがいるけど、
日本にはどこの国の援助団体が入っているの?」
とルワンダ人同僚に聞かれたとき
「日本は先進国だから援助なんか受けてないよ。」
と答えたのを覚えています。

今、いくつもの国が日本に技術チームを派遣し、
海外のNGOが救援にかけつけ、
最貧国のひとつであるルワンダまでもが日本に義援金を送ったようです。
泥を塗り固めた薄暗い家で、
おなかをすかせた子供たちが生のイモをかじってる横で
元の色がわからなくなるくらい着古されたシャツを着た人たちが
唯一の電化製品であるラジオに耳を傾け、
日本の危機を心配し、応援してくれています。
今わたしたちが蒔いている種が、
回りまわって日本の未来を守ってくれることを信じて
わたしたちは日本が大変な状況にある今も、あえてここでの活動を続けます。

寒空の下、不安な気持ちで過ごしている方々が
一刻も早くもとの生活に戻れますようにと祈りながら。

6 件のコメント:

  1. アフリカの貧しい国々からも義援金が送られているってニュースで聞いた。
    すごいことだよね。日本にはお世話になっているからって。
    ゆみねえたちみたいなJICAの人たちや他にもいろんな日本人ががんばっているおかげなんだね。

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  2. >tomobo-
    ルワンダ人に「ルワンダ政府が800万ドル送ってくれたんだよ、ありがとう」って言ったら、
    苦笑いしながら「僕たちの国はそんなちょっとのお金しか送れないんだね・・・ごめんね・・・」
    って言われて、なんか胸がいっぱいになったよ。
    ギブ&テイク、というとちょっと世知辛い感じがするけど、
    つまりは他の国の安定なくして自分の国の平和は維持できない、
    そういうことを歴史から学んでるんだと思う。

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  3. 仕事,どうですか?
    少しでも次への足がかりを残そうと,
    駆け回っている様子が浮かぶようです。
    がんばれ,がんばれ。

    今,日本は正念場。
    被災地から離れた人たちもみな
    被災地に思いを寄せています。
    そんな中,ルワンダからも・・・
    本当に涙が出そうです。

    ただ,ルワンダの生活を垣間見た者としては,
    仮設住宅に運び込まれる電化製品をみていると,
    複雑な思いもしています。
    いろんなことを思う春です。

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  4. 新聞で、各国が様々な形で支援してくれていると知りました。
    ルワンダまでもが、本当にありがたいことです。
    その現実を知ると、日本で普段通りの生活を送ることができている自分たちができる事・すべき事を改めて考えます。


    ルワンダの皆さん、本当にありがとうございます。

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  5. >霧島
    なかなかかっこいい活動はできずにいるけれど
    まわりまわってみんなが牛乳飲める日が来るように、手探りで一進一退をくりかえしてます。
    計画停電の影響を見るに、
    いかに日本のすばらしい生活が電気の力のもとに成り立っているかを
    まざまざと見せつけられるね。
    ルワンダで計画停電が行われても誰も気づかないと思う。笑

    >MIKO
    やっぱりいろんな国が日本という国に注目しているんだな、と実感します。
    それは、利用すべき相手としてだったり、目標としてだったり、いろいろなのだろうけど、
    それでも純粋に心配してくれている同僚や知り合いからの同情の言葉には
    胸を打たれます。
    MKOさんやその周りの方々の安全を祈っています。

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