Recording in RWANDA ★ 落ち込むこともあるけれど、わたしは元気です!

2010年9月16日

あるところにはあるんだな

友達のアンジェリークと会った帰り、

そういえば今日この近くで金物屋のアリスが結婚式するって言ってたなーと思い出し、
ほとんど行く気はなかったけど、急に気が変わって顔を出すことにしました。

家の庭ではお決まりの「親族による長い長いスピーチ」が繰り広げられており、
近くにいた人に「アリスに会いたいんだけど」と言うと
控え室に通してくれました。

ゆみー!!来てくれてたの!?とめっちゃ感激するアリス。
いや、たった今ちょっと寄っただけです、とは言えず、
「そうだよ!ずっといたよ!すてきな結婚式だね!」と流れにのってみるわたし。


それにしても、でかいおうち。
察するに、玉の輿。
家具もきらびやか、結婚式の装飾もゴージャス。

花嫁も、ブライズメイドたちも、お化粧直しに気合い入ってます。
顔からデコルテまで粉をはたきまくってます。
広いお庭に出て結婚式の続きをしばし眺めました。
花嫁が親族にシャンパンをお酌してまわると、
各親族の代表による「かけひき」が始まります。


「おたくのお嬢さんをいただきたい」
「うちの娘は学歴もあるし器量もいい、そう簡単には・・・」
「じゃあ牛一頭贈ろうじゃないか、これでどうだ」
「いや、一頭では娘はやれない」

・・・というのを延々やります。


ここらで暗くなってきたのでこっそりおいとましました。
(いままでの経験では、このあと結納品としてホンモノの牛が二頭登場して、
牛を扱う聖なる爺さん?みたいなのが出てきて歌う。)

子どもの制服一着買うのにも難儀するおうちもあれば
こんなふうに散財する余裕のあるおうちもある。
日本で見聞きする「格差」とはまた違う、もっと根本的な格差。

2 件のコメント:

  1. 確かに。ものすごい格差!

    流れの乗っかり方がハンパないですが、人を喜ばすためのウソならいいと思います。
    そして老後は牛を扱う聖なる爺さんになりたいと思います。

    返信削除
  2. >JOJO石
    ルワンダもかなり学歴主義な社会なのですが、
    それ以前に、もう生まれた時点で貧富の差が大きすぎて
    がんばって勉強してえらくなろうとか思うことすらむなしくなってしまうレベル。
    牛を扱う聖なる爺さんのコスチュームがなかなかいい味だしてるので
    機会があったら載せますね。
    参考にしてください。

    返信削除